HUAWEI FreeBuds Pro 3 レビュー|名機の香りがすると聞いて。スマホメーカーのイヤホンの実力は?

こんにちは、ロバ耳です。イヤホンやヘッドホンのレビュー記事を書いてます。
中国のスマホメーカーであるHUAWEIの「FreeBuds Pro 3」を聴いてみました。

ネットでいろいろレビュー記事を見ていたらいつも充実した記事をアップしている方が価格帯別のランキングで一位に紹介されていたのがこの機種でした。HUAWEIってスマホメーカーなのであまり注目もしていなかったのですがレビューの内容からもしかして自分の好みの音なのかもと。旧機種なのでもう売ってないよなぁと思いながらも探してみたら色は選べませんでしたがまだ新品で残っていたというわけです。また余計な出費をしてしまうことになりました笑

特徴、機能

Grok様に一つ前の機種との比較をしてもらいます。

項目HUAWEI FreeBuds Pro 2HUAWEI FreeBuds Pro 3主な違い・コメント
発売年2022年2023年Pro 3が後継モデル
ドライバー11mmダイナミックドライバー + マイクロ平面振動板ドライバー(デュアルドライバー)11mmダイナミックドライバー + マイクロ平面振動板ドライバー(デュアルドライバー、再チューニング)ほぼ同じだがPro 3で音質チューニングが進化
再生周波数帯域14Hz – 48kHz14Hz – 48kHz同じ
対応コーデックSBC, AAC, LDAC, L2HCSBC, AAC, LDAC, L2HC 2.0Pro 3でL2HCが2.0に向上(高音質伝送)
Bluetoothバージョン5.25.2(一部情報で5.3)ほぼ同等(安定性は同レベル)
アクティブノイズキャンセリング (ANC)インテリジェントANC(3マイク)インテリジェントダイナミックANC 3.0(約50%向上)Pro 3が大幅強化(業界トップクラス)
通話ノイズリダクション対応(3マイク)Pure Voice 2.0 / AI/DNN強化(骨伝導センサー追加)Pro 3が圧倒的に優秀(通話品質で大きな進化)
連続再生時間 (ANC ON)本体:約4時間 / ケース込:約18-22時間本体:約4.5時間 / ケース込:約22時間Pro 3がやや向上
連続再生時間 (ANC OFF)本体:約6.5時間 / ケース込:約30時間本体:約6.5時間 / ケース込:約31時間Pro 3がわずかに長い
バッテリー容量イヤホン:55mAh / ケース:580mAhイヤホン:55mAh / ケース:510mAhケース容量はPro 2が多いが実測持続時間はPro 3が優位
充電方式USB Type-C / ワイヤレス充電USB Type-C / ワイヤレス充電同じ
防水性能IP54(イヤホン本体)IP54(イヤホン本体)同じ
重量(片耳)約6.1g約5.8gPro 3が軽量化
ケース重量約52g約45.5gPro 3がコンパクト・軽量
マルチポイント接続対応対応同じ
その他の特徴トリプルアダプティブEQ、Hi-Res Audio WirelessトリプルアダプティブEQ、Hi-Res Audio Wireless、骨伝導センサー追加Pro 3で通話・ANC関連が強化
価格帯(発売時参考)約26800円約28,800円(現在は値下げ傾向)Pro 3がやや高いが性能向上分を考慮

重さなど少しづつ良くなってますが基本的なスペックは同じですね。メインのドライバに平面振動ドライバを追加してるって豪華ですね。

表には出てこなかったですが「2」はあのフランスのオーディオブランド「Devialet」が監修して名前を刻んでるんですよね。自分が絶対視聴しない「Gemini」笑。買ってしまわないよう避けてます。名馬の血統を持つこの機種楽しみです。中国メーカーはほんと貪欲にいろんなことを取り込みますねぇ。

HUAWEI FreeBuds Pro 3 レビュー

あぁまた買ってしまったという罪悪感と、ほぼ初めてのスマホメーカーの機種という心配と、「Devialet」の香りの期待とないまぜになりながら到着を待ちました。

音の特徴

一聴した感じはおとなしい音。上が詰まってるかというとちゃんと高い音も聞こえてくるし、下も誇張されてないけどしっかりと聞こえてくるし。サブの音がしっかり表情を持って聞こえてくるのは不思議な感じでした。

高音、中音、低音

なんでおとなしい感じがするのかなっていろいろ聴き込んでみましたが中域が充実してるんじゃないかと。このせいでサブで鳴っている音のディテールも良くなりニュアンスが出てる気がします。アコギとかも弦のはじき方の違いがすごい伝わってくるのはビックリ。

あとボーカルが奥に引っ込む感じがしたんで少しイコライザー調整してみたんですがなんか違う。定位は良いんで楽器に埋もれるわけではないんですが。これはボリュームのステップの影響があるようで、自分はちょい煩いから一段階落とした音量で聴くことが多いんですがそうすると小さすぎるんですよこの機種。デジタルオーディオあるあるでちょうどいい音量がステップの狭間になってしまうのが原因たと思います。すべての機器でオーディオテクニカのようにボリュームステップの刻みを細かいものも選べるようにして欲しいとこです。ちょっと別の手段を使って音量の微調整をしたところドンピシャ。ボーカルに合わせると定位の良い楽器もとても魅力的に空間に広がるようになりました。

高音も綺麗に伸びますが潰れることも刺さることも無く、サブベースのある音源は唸りまで聞こえて、低音のキャラとしては締まっていて音像も明確です。繊細な細い音ではなく存在感がありつつニュアンスを表現してきます。付帯音も良く聞こえるので音源がそれなりだとそれなりで聞こえるとこは少し注意です。

音場、定位

※超個人的見解

左右

上下

奥行き

210度

90度

1m

たんに開放的ではなく定位がしっかり。すべての楽器の音を立体的にきっちり伝えてくる感じ。さっきも触れましたが線が細いわけではなく実存感のある定位です。

接続性、遅延

遅延(LDAC - Best effortの場合)

370ms程度

接続性としてはLDAC(660kbps)でよくあるように混雑時には時折少し乱れますが切れることはなくまた復帰してくる感じですね。

ノイズキャンセリング、アンビエント

ノイキャンは高い音は少し通してくる感じです。音楽が掛かると静寂のなかで音楽に没頭できる感じていい感じです。アンビエントの音は加工臭が少なく自然な感じです。

装着感、イヤピースなど

浅く広めのイヤピースで耳の入り口を塞いで引っ掛ける感じです。好きなタイプです。長時間掛けていても苦になりません。ノズルの形が長円になっているためサードパーティーのイヤピースは難しいかもしれません。

操作性について

操作方法はバーをつまむタイプです。中国メーカーでは多いんですかね。バーのところをつまむのですが馴れ度ばタップより誤操作はないですかね。ほんとはオーディオテクニカのようにこの場所に物理スイッチつけてよ、って思ってしまいます。シングルつまみ、長つまみくらいは出来ますがダブルつまみ、トリプルすまみがちょっと難しく、音量は擦るんですがこれはいつまでたっても慣れないですね。ノイキャン<>アンビエントの切り替えもワンアクションに設定できます。あとケースがすごい小さいです。コンパクトでいいんですがバッテリーの持ちはちょっと心配。

自分的ボリューム位置

60%くらい

アプリについて

自分はAndroidで使っているのでアプリは少し面倒です。HUAWEIはGoogle Playで配布出来ないためホームページ(説明書にQRコードがあるのでそこからアクセス)からダウンロードしてくることになります。そのためセキュリティ的に気にされる方には合わないと思います。
「AI Life」という名前のHUAWEIの機器を統合管理するアプリをまずダウンロードします。イヤホンを接続するとこんどそのイヤホン用のプラグインが「AI Life」のなかにダウンロードされてそのプラグインを起動することで管理画面が開くという手順になります。セキュリティ的に心配であれば「AI Life」に与える権限は「付近のデバイス」のみで大丈夫です。

まとめ

あんまり意識していなかったスマホメーカーのイヤホン恐るべしって感じです。HUAWEIはいろいろ言われますがやはり力がありますね。マルチドライバーのチューニングを有名オーディオブランドを巻き込んで自分のものにしているという感じです。派手なチューニングに走らず実直な仕上げをしています。
ノイキャンも耳が詰まるような強さ一辺倒では無いけど必要十分に強力だし、その他の機能もそつなく盛り込んでとても素晴らしい製品になっていると思います。国内ではなかなか一般層には浸透しないと思いますがワールドワイドではとても信頼される位置を築いているんでしょうね。海外ではすでに「5」が発表されているようで楽しみです。

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